こまや

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のこまやのレビュー・感想・評価

5.0
小学生か中学生の頃金曜ロードショーでやっていたのを見たのを薄っすらと覚えているからこれが2回目の視聴。
老人の姿で生まれ幼児の姿で死んでいく、だからこそ人との人生の交差をここまで描けたのではないかと思う。メインはデイジーであったが、それまでに出会って別れた人とのエピソード1つ1つがとても印象的。

今まで色んな人と出会っては別れてを繰り返してきて、今仲良くしている人ともどうせどこかで別れるんだなって人生に対して悲観的であったが、この映画を見てその人と出会ったことや、その思い出こそが大切であって、そんなに人生に悲観的にならなくてもいいのかと考えさせられた。

フィンチャーの映画をこれまで集中的に観てきたが、このような美しい映画も作れるのか、と感動してしまった。
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