sai

ベンジャミン・バトン 数奇な人生のsaiのレビュー・感想・評価

3.6
一人見た目の時間だけ遡る人生とは、見方によってはギリギリまで人生を謳歌出来そうだが、彼が純粋で一途だったからこそ愛情と哀愁を常に感じる、なんとも物悲しい作品。とりあえず、ティルダの艶感に惚れそうになります。

前半の登場人物を、別れの瞬間は悲しくとも少しふっと笑える小話みたいなのを挟むためか、映画の後半になっても忘れずにいられて「あ、あの人か!」となれるのが長い映画の割に面白くて良かった。
ストーリーは元々ファンタジックなので、少し辻褄というか展開に無理のある部分もあるなぁと冷静になってしまう点もあったが、全体を通してブラピが「ジョー・ブラック」っぽい格好良さがあって飽きは無かった。

個人的には何よりキャストが豪華過ぎて序盤から興奮。
まずタラジとマハーシャラの「ドリーム」コンビに、今をそのまま幼くした「ネオン・デーモン」のエル・ファニング、そしてメイクは「ウィンストン・チャーチル」で賞を獲得した原一弘…!!
なんで全部上の作品観てからこっちを観てしまったのか…もっと早くに観ておけば良かった。。
もっといえば、デヴィッド・フィンチャー監督の作品も「ゴーン・ガール」を先に観てしまっていた。。
早く観た方がこれからの映画人生を楽しめるよ!と言える作品です。
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