透き通る色彩がもうほんとに美しい。だけど何であんなに暗転ばかりさせたのだろう。ブツッと映像が途切れる感じだった。
ストーリーについては、なんだかよくわからなかった。ぼーっと吉岡さん独特の声を前半聞いてたら、中盤から難しい言葉のオンパレード。量子力学だとか並行宇宙だとか好きだけれど、結局何でヒロインが最後にそうなったのか、理解できずじまい。世界の大事だというのに、5,6人わたわたしているだけで、緊迫感がなかったのもあっけなかった。
十代の心情ってこんなだったか、と主人公のモノローグにむずがゆくなった。アニメーションに合わせて、小説を音読されているようなシーンが退屈だった。あとそれを話すのが吉岡さんだから顔が出てきて集中できなかった。同じく顔出し俳優さんである萩原さんについては、そんなことは全く感じなかった。
監督は一人何役やってるんだってくらい何度もエンドロールに出てきてびびった。一人で何でもできる方なのだろうか。