hato

ピノキオのhatoのレビュー・感想・評価

ピノキオ(1940年製作の映画)
4.4
人形の動き、金魚鉢からみた歪む景色、馬車の動き、水中・水飛沫描写...一つ一つのディティールへの拘りが凄まじい。言ってしまえばストーリーに影響しない演出がいっぱいある。
でもそこを凝るからこそのアニメーションなんだろうな。気でも狂ってるのかと思うほど楽しい画ばかりだった。

ヴィランと言える悪い大人はたくさん登場すれど、そいつらは倒さない(倒せない)。加えてロバになった子どもたちがそのままで終わるあたり、願いや希望だけじゃない、恐ろしさを感じるほどの強烈なメッセージ性もある。
hato

hato