ペヤング

ピノキオのペヤングのレビュー・感想・評価

ピノキオ(1940年製作の映画)
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彼氏がDVDで買ってきて、子どもぶりに観たらピノキオこんなこわかったっけ。なんかこわいっていうか胸がざわざわしたよ。そんなに気にしてなかったけどデルトロとかゼメキスのピノキオはどんなかんじなのかぜひ観たいね。
少し前に穂村弘の「現実入門」てエッセイ読んだら、初めての献血の回で「私は今とにかくピノキオが見たい。ピノキオを流してくれ」みたいなこと書いててなんかそれがツボだったんだけど、まあそれはどうでもよくって、今だったら絶対アウトな描写たくさんあるけど、大人になって見返すのは豊かだなあと思ったよ。変な意味じゃなく。子どもの時はよくわかってなかった差別的な表現とか。
彼氏、前からだけどたまにピノキオを探すゼペットじいさんのマネしてくれる。なんかピノキオパートは観てて心がざわざわしっぱなしだったけど、猫ちゃん金魚ちゃんふくめゼペットじいさんチームが癒しだった…なんでクジラに飲み込まれてんの…ピノキオのこと探しすぎててかわいい。感情移入しすぎてピノキオのこと、頭悪くねこいつ?とか観ながら悪口言ってしまったんだけど、彼氏が「生まれてすぐだしね、むしろこんなにコミュニケーション取れていることがすごいよ」と言っててなんか自分ほんとに心が狭くるしいなあと反省した。たしかにピノキオ、命が宿って数時間しか経ってないし、木だし。
クジラが追いかけてくるところのアニメーション、ほんとにすごかった。水しぶきとか。クジラ速すぎて笑っちゃった。なんか彼氏とも話してたけど、当時ここはアニメーションの見せ場だみたいなくだりの尺長くてかわいい、ゼペットじいさんの時計のとことか。物語全然進まなくて尺長いシーンかわいい。関係ないけど幼稚園の時ピアニカで星に願いをめちゃ練習してエンドレスで弾いてたら母にうるせえと言われたの今急に思い出したよ。