あー。子どもの時から何度も観ていても、観るのに勇気が要る作品。重たい。結構トラウマでホラー。でもそれが演劇だとも思う。
1940年の作品で、グリム的に子どもへの注意喚起や、当時の風刺など、すっごく色々な意図や想いが詰まってると思う。今作は特に、独りよがりじゃない、社会への提議みたいなものが巧みに感じられる。
その分、おもちゃ屋さんや、フィガロやクレオの存在にめっちゃ助けられる。
良心か。
以下ネタバレチックですが。
誘惑、教育、人身売買、巧みな罠、虚栄や嘘、信じることや愛など。戦争に巻き込まれる無垢な子どもたちへのテーゼもあるのではなかろうか。純真と洗脳。