音楽好きの青年がたまたま殺人現場の音を録音してしまったことでちょっとした陰謀に巻き込まれてしまうジョン・ホークス主演の青春サスペンス。

80年代当時最新鋭だったシンセサイザーの一種、シンクラヴィアを使い様々な物の音を録音＆サンプリングして楽しむ序盤こそ楽しめるものの、よくあるミスリードが用意されたストーリーは想像通りのもので単調なカメラワーク、迫力のない効果音、それらも相俟って緊張感もメリハリも無い演出で2時間近い上映時間は結構辛いものが。

音楽好きやサンプリング趣味という設定を活かして敵を騙す事も無ければ終盤にハイライト的なシーンも無く、宣伝と言わんばかりに所々でインディーズバンドの演奏が入りますが曲もしくは使い方がイマイチなのか時に冗長な印象を与えてしまったり、アップテンポの曲はマッチしそうなアクションシーン等に使われずBGMもここぞという所で流れなかったりと残念な感じ。

銃を手に入れたばかりなのに狙撃能力が高かったり説明不足の箇所も。80年代らしい軽妙な雰囲気で何とか観れなくはないかな・・といった作品でしょうか。

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