日本でリリースされているはずなのに全然レビューを見かけないので、業を煮やして？鑑賞
やりたいことは分かるけど…な作品だった


潜入捜査に失敗した主人公、警察に戻ったものの警官失格の烙印を押され再び悪の道へと歩み出す…というストーリー
潜入捜査官の苦悩という意味でインファナルディパーテッド、犯罪者であるマイケルウォンに惹かれていくという意味でディープブルーを思い出す作品だった
やりたいこととしてはすっごくいいと思うだけど、途中ジュリアンチョンとマイケルウォンのロードムービーが始まったりイマイチ映画としての方向が定まらないまま終わってしまったように感じた
あと主人公がずっとマイケルウォンと二人っきりでいるので彼女や上司との接触が少なかったのも良くなかった気がするし、一番の問題点はマイケルウォンのカリスマ性が映画が進むにつれて失われていったこと
最初は主人公の考えを先読みする天才って感じだったんだけど、後半は小物感が強くなってしまったのは残念


アクションは決して悪くはないんだけど、インパクトに欠ける感じ
アクションスターが出てるわけではないので不満はないんだけど、それを期待してみるとちょっと肩透かしを喰らうかもしれない
あとたまに挟み込まれる合成は酷い…笑


もっと練れば傑作になった気がするだけに勿体ない一本だった