このレビューはネタバレを含みます
チョウ・ユンファのプリズン・バイオレンス！
レオン・カーファイ共演、リンゴ・ラム監督🎬
広告デザイナーのイウ(カーファイ)は、ある過失から殺人を犯してしまい、凶悪犯だらけの刑務所に収監される。そこで知り合ったのは囚人のチェン(ユンファ)。彼らは助け合い、刑務所内の理不尽な暴力に立ち向かう。
香港映画界最大のスター、チョウ・ユンファのバイオレンスドラマで、刑務所の中の血と暴力の世界や、男の友情などをまとめた作品😳
『男たちの挽歌』ほどの爽快感はないけど、味わい深いドラマです。重苦しい作風だけど、明るいキャラのユンファが清涼剤になっています。
若きレオン・カーファイの苦悩する姿も良かった。ユンファ名物の顔芸も炸裂！
クライマックスが凄くて、看守長のいじめに怒りが爆発したユンファが、看守長の耳を噛みちぎる！！ユンファは耳を吐き、看守長の顔から尋常じゃない血しぶき！！
血の海となった刑務所！ここだけ大スプラッターと化します💦
そんな中でも、ラストは一応ハッピーエンドで一安心😭
香港では、同時期公開の『プロジェクトA2』や『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』などを打ち破るメガヒットを飛ばしました！！
1987年はチョウ・ユンファは、殺人的スケジュールで13本もの作品に出演してます😱
その後B型肝炎などで体調を壊してしまい、チョウ・ユンファは2年くらいスクリーンから遠ざかってしまった💦
監督のリンゴ・ラムは、その後ハリウッド進出して、『マキシマム・リスク』などヴァンダム作品などを手がけて、2018年にご逝去されました。
『友は風の彼方に』はパクリ屋タランティーノが『レザボアドッグス』のネタ元として、かなりその作品からイタダキしたことで有名！！🎥
1980年代、サッチャーと鄧小平の二国間交渉で香港の中国返還が決まり、当時の国家権力への恐怖を暗喩した内容になっていましたね。
ユンファも新作が香港で公開されたばかりなので、新作日本で公開してくれないかな🥺
