Haman

養鬼(悪魔の胎児)のHamanのレビュー・感想・評価

養鬼(悪魔の胎児)(1980年製作の映画)
4.0
金銭トラブルでタイに逃げてきたべっぴんさんが、タイでもハゲに性的暴行されたりとことん運がないので呪術師に開運をお願い。この呪術師の髪型がロナウドみたくおでこだけ前髪残しヘアーa.k.a大五郎カットな時点で最高にキてる。

呪術師に教えてもらった水子のミイラを慈しみ崇める開運術は効果テキメンで、ちょっかいかけて来たジジイはバナナの皮に滑って死ぬしハゲレイプ男はシャワー室でどんちゃんやって死ぬ。ハゲってあんなに熱心に頭を洗うんだなと思いました。

それに加えて胎児ミイラは恨みを晴らすだけでなく愛しのあの人にもう一度会いたいと願えば悪漢共に拉致させる万能ぶり。なんかよくわからんけどパンチラテニスで二人の仲は急接近しますがそのことで一時水子をむげにしてしまうのです。

これに怒った胎児ミイラはポルターガイストを起こしまくり、それによって胎児の存在を知った彼氏はキリシタンの友達を引き連れて水子の祭壇を滅茶苦茶にして回る。勿の論これにキレた胎児ミイラは彼氏に憑依してキリシタンの髪の毛を毟って殺す。アラーキーみたいな髪型になってた。
悪魔の胎児はキリシタンにはバリバリ強気でいくくせして仏教僧侶を見かけた途端に逃げ出すやつでして、やっぱり天草四郎ってクソだなって思いました。

ラストバトルは大五郎カットの呪術師vs悪魔の胎児憑依彼氏。目からビーム、おでこからビームの攻防などなど。このラストバトルだけでも脳髄出るほど最高だった。

「忘れましょうよ ここはタイよ」って台詞がこれからタイ旅行に行く身としては魔法の言葉に聞こえてならなかった。最高。
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