剣々

少林寺VS忍者の剣々のレビュー・感想・評価

少林寺VS忍者(1979年製作の映画)
3.0
夫婦喧嘩から始まった日中武術合戦

タオは幼馴染の弓子と結婚した
日本武道を嗜む弓子の稽古の様子を見て、タオは中国武術の様に女性らしく優雅にできないのかと指摘
こうして夫婦喧嘩は激化し弓子は帰国してしまう
タオはその弓子に対し挑戦状を送りつけた!
その挑戦状を受け日本から武術の達人達が乗り込んでくるのだった

日中トンデモ対決なアクション映画
この弓子という女性曰く、日本の女性は力強く戦うだったり、柔道は日本の国技らしいです
さらに稽古の道具がないからと庭の像や煉瓦の壁を破壊する、とんでもない武術馬鹿な女性です

互いに自分の国の武術や文化こそ上だと主張しあうわけですが、中国の方が洗練されていて優雅だという意思が透けまくってます笑
若き武術家が日本の武道の達人を打ちのめす姿が1番描きたい要素でしょうかね

そんなこんなでやって来る日本武術の達人達
日本人の弓子に対して挑戦状を送るということは、日本人全員に挑戦したと同じらしいです笑
ストーリーとか理屈はハチャメチャな作品ですね
日本人役でも日本語がカタコトだったり、日本人同士が中国語で会話がするくらいですもの笑

いざ戦いが始まるとなかなかどうしてアクションは見応えあってカッコいい
この異種試合は各種流派がいるので、様々な武器や武術を用いたアクションを楽しむことが出来ます
※この対決が始まると弓子は中国サイドにちゃっかり変わって、日本批判を始めます笑

しかし、お前ほんとに日本武術か?みたいな面白おじさんが混ざってたり、柔道家に対しては上着脱いで身体に油を塗るという武術関係ない対策してきたり途中露骨にふざけ出します
おふざけパートは日本チームを小馬鹿にする様に作られてますね
さらに日本チーム最強の男が倉田保昭演じる忍術の使い手というトンデモ要素もあります(しかも訳のわからない蟹拳法を使う)
倉田さんのアクションカッコいいのに、高速横移動するカニの動きだけダサすぎるよ…笑

日中トンデモ武術対決的な面白物語でした
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