松長もんど

ストレンジャー/謎のストレンジャーの松長もんどのレビュー・感想・評価

3.6
ナチ残党狩りを描いたオーソン・ウェルズ監督によるミステリー作品。

相変わらずカットの美しさは冴え渡るが、後半に進むにつれてストーリーの粗が際立つ。
『黒い罠 (1958)』においても同様の事が言えるが、本作の方がより見劣りしてしまっているのは残念。

ラストシーンが非常に印象的で、某巨匠アニメ監督の某作品にもオマージュが伺える。
それほどに影響力のある作品であると言うのも事実。