まめだいふく

ドラゴンハンターのまめだいふくのレビュー・感想・評価

ドラゴンハンター(2008年製作の映画)
3.0
 かつて両親をドラゴンに殺された兄弟が、伝説の騎士ドラゴンハンターとなり世界を救うために旅立つ。
 わずか90分ちょいで終わる壮大な冒険ファンタジー!

 道中で兄弟は同じ人間の一行に襲われる。
 兄が問う「なぜ俺たちを襲った?」
 襲った剣士が答える「火が見えた」
 理由になってねぇよ!

 まあとにかく、この剣士とその仲間たちもパーティに加わり、一気に仲間が増える。その中の紅一点のラヤ(エルフ?)がそこそこ美人。
 てっきりラヤは弟と恋愛モードになるかと思っていたら、意外にもスキンヘッドの兄といい関係になる。
 そんな兄が弟に隠しているある真実……。

 尺が短いので展開が急。バトルシーンのカメラのブレもひどい。臨場感を出すためというよりはアクションのしょぼさをごまかす手法のような気がする。
 何がしたかったのかわからないインチキ魔術師や、巨大なドラゴンに踏んづけられてもピンピンしている兄、そして結局ドラゴンハンターいらなかったんじゃね? な決着。
 突っ込みどころ満載のB級ファンタジーだけど、唯一興味をひかれたのが、本作のドラゴンが人間に対してする、あるエグい行動。たとえるならば『エイリアン』のような……。この設定は珍しいなと思った。
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