トトCINEMAライフ

仕掛人梅安のトトCINEMAライフのレビュー・感想・評価

仕掛人梅安(1981年製作の映画)
3.5
時代劇の大スター萬屋錦之介版の藤枝梅安。

私はその現代で言えば美形役者ではない萬屋錦之介はお気に入りの一人だ。何より、その存在感の大きさと歌舞伎訛りで通る声、温かさと冷たさを同時に表現出来る人。
見掛けが双子のようにそっくりな弟、中村嘉葎雄との共演はうれしかったが相棒役となると劇中でお互い変装もするので見た目が分からなくなるほどだった。「必殺仕掛人」の巳代松役を好演した中村嘉葎雄の方が意識的にやや太い声色に変えて区別出来たほど💦
テレビ用かは分からないがカメラのカットのテンポが早く話がどんどん展開していくので、色んな時代劇シリーズとは違い時間は多少長くてもサクッと見終わった感じ。仕掛けは鮮やかだった。