りん

劇場版 空の境界/第六章 忘却録音のりんのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

原作既読組。当時のテアトル新宿で鑑賞。
評価基準は第一章のレビュー参照

第一章レビューで書いた理由により『原作小説を忠実に映像化する』を評価基準にしているので本章の評価は自然低くなります。

まあね、ゴドーワード自体が小説という媒体だからこそ表現できる能力ですしね…わかってはいたけどやっぱりちょっと期待してたのでションボリした記憶。
妖精も、原作では伝奇らしい妖精なのですが映画版は英国伝承のちょっと笑えないおイタする妖精(化物)として表現されててそれもちょっとガッカリ…原作にあった『妖精だけどよくみたら中年のオッサンで衝撃』っていうシーンを映像化して欲しかったんだけどなぁ…
先輩(水樹奈々)の『オホホ笑い』と『良くってよ~』台詞。置鮎龍太郎の耽美ボイスのせいで秘密の花園女学園で起こる怪奇探偵物語ちっくさに拍車がかかり、なんかちょっと安っぽく思えたり…

が、しかし!それは仕方ないと理解しております(第一章レビュー参照)
そんな原作の枠を逸脱したガッカリさを吹き飛ばす鮮花の暴力的可愛さ(笑)
映画版ゴドーワードの表現(モヤワァンとエフェクトかかった声)妖精さんたちのキモカワさ。
原作者奈須が『原作無視していいから好き勝手やっちゃってー』と言っただけあり、シリーズの中でも毛色の違う章となりましたが、
まあ、これはこれでいっか。
りん

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