多分中学生ぐらいの時に観た映画。
TVアニメから数年たった話。
正直、TVアニメ観て、TVアニメとこの映画の間を描いた小説読まないと中々理解は難しい。
TVアニメ、小説となかなか話は長いので、その部分は端折ります。
木星トカゲとの戦争の後、地球軍と木星軍は和平を結び、共に生きることを選んだ。
今でこそ地球人と木星人は仲良くやってきているが、その裏では木星トカゲの残党、
火星の後継者と名乗るもの達が革命をもくろみ、人さらいや暗殺をしていた。
ある日、見慣れない機体(真っ黒の機体、正式名称ブラック・サレナ)が現代の科学技術では、
できないはずの単体ボソンジャンプ(ワープ)をして、世界を困惑させた。
その機体に乗っているのが死んだはずのTVアニメの主人公アキト。
アキトとその恋人ユリカは火星への旅行に行く際に、シャトルが爆発して死んだと思われていたが、実は火星の後継者にさらわれていた。
(火星出身の人間は地球人と異なり、特殊なバリアがなくてもワープ可能)
さらわれたユリカを救うため、火星の後継者に復讐を果たすためにアキトは自分の心をうつした黒い機体へ乗り、立ち向かう。
というのを、ルリ目線で描いた映画。
まず何より、ブラック・サレナがかっこいい!
最後ブラック・サレナが武装を解除して殴った後、オイルが顔から流れるシーンはまさにアキトの心情を描いており、むなしさをも感じます。
ナデシコらしいふざけたところもあり、ロボットアニメらしいかっこいい演出は見ごたえありです。
最後のエンディングの曲も、何とも悲しく、心情を描いた素晴らしい曲です。
なお、TVアニメはラブコメ感があるので苦手な人はお勧めしません。