機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-の作品情報・感想・評価

機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-1998年製作の映画)

Martian Successor Nadesico - The Motion Picture: Prince of Darkness

製作国:

上映時間:80分

ジャンル:

3.8

「機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

初めて見たときは衝撃を覚えたよ。テレビシリーズとは違っての鬱展開。
ブラックサレナはかっこいい。
Akira

Akiraの感想・評価

4.0
毎年夏になると観たくなる一本。名作。

短い尺の間に沢山のシーン、時間変わり、キャラクターのその後とか結構詰め込んでますけど急過ぎない、適度なテンポです。
ルリとアキトの変化、成長が凝縮されてます。

書くこと自体が野暮ですが、サレナが壊れてエステバリスが出てくるところ、アキトの心情が出てて凄い痺れる演出ですよね。
十一

十一の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

商業的な成功を考えれば、ただひたすらに居心地の良い世界を再生産し続ければよかったはずだ。どうせ、何年か後に忘れ去られる、その瞬間限りの娯楽作品だ。打ち切りの長編漫画や、未完のライトノベルの山がそれを証明している。
ところがナデシコはそれを許さなかった。自らの手で、自らを葬って見せた。
同窓会みたいなもの、と語られるように、かつての仲間との再会は、今回限りのものであると明示されている。
セミの声。墓地の静寂、色のない遺影に、喪服の黒、全てが別れの予感に満ち、かつて描いた夢が失墜したことが知らされる。
TVシリーズでは、社会的な記憶の戯画として現れるゲキガンガーを相対化し、「私らしさ」を貫いて飛び去ったナデシコは無敵に思えた。それが本作では見る影もない。メンバーは散り散りになり、主人公とヒロインに至っては、死亡したことになっている。よくある逆転劇ではない。話が進むにつれ、不可逆な変化が起こったのだと、観客は知らされ、アキトがレシピを託すシーンで確信する。
たとえ、空想の世界であっても、ガラスケースに閉じ込めておける永遠なんてどこにもないのだと。
しかし、その苦い経験、自ら手放すのではなく、手放されたという経験だけが人を成長させるのも事実だ。人は自らの意思では、捨てることはできても、失うことはできない。現実世界での喪失は、時に致命的な傷を残すが、フィクションがいつか来るその試練への準備になるとするなら、その苦さに意味はある。
そして、良い物語には出口が用意されている。描かれるのは喪失だけではない。
不変であるキャラクターを一度終わらせ、変化を描き、それを受け入れること。逆説的ではあるが、この無常の原理が支配する世界にあって、それだけが唯一、永遠を手に入れる手段として提示される。
少し大人になったホシノ・ルリの「追いかける」という言葉は、その不断の営みをもって、永遠を刻むものとなった。
mato

matoの感想・評価

3.3
バリバリな熱血ラブコメアニメから一転、劇場版はシリアスなロボット大戦を主とした物語となった。自分は劇場版の方が好き。TV版は熱血要素がくどいすぎて好みじゃなかったから。

シナリオはTV版から何年か経ったその後を描いてるんだけど、経過がめまぐるしく、話を理解するのにかなり苦労。特に前作の主人公とヒロインが亡くなったのは戸惑うしかなかった。

あとは、アキトはがクールになってかっこよかったな。黒衣装でビシッときめて、冷たい中にも愛する人を救う復讐心を燃えたぎらす姿は結構好き。彼の乗る新型機体もかっこよくてしびれた。
テレビシリーズの設置を更にボリュームアップし、その分シリアスさも増した続編であるが、tvシリーズで描ききれなかった繊細な雰囲気や元々のコミカルさも随所に散りばめられており、数ある劇場アニメの中でもかなりの名作かと思います。
barrel

barrelの感想・評価

3.6
「怖かろう…悔しかろう…!たとえ鎧をまとおうと…心の弱さは守れないのだ!」

雰囲気変わり過ぎだろお前
テレビ版はコメディの中にシリアスがあるって感じだったけど、今作はシリアスの中にコメディが含まれてるって感じだなあ
そもそもジャケットの時点で異質すぎてもうね...

時間の短さもあるけど、少し雑に処理されてる感じもして...ブラックサレナに関しては文句なしのかっこよさ。ナデシコ関係では恐らく1番の出来

だけど、展開が最初からフルスロットル過ぎてついていけない。80分に詰め込みすぎじゃい!
最初の展開を理解しても次から次へと重苦しい内容がなだれ込んできて、もう理解が追いつかない。楽しいはずなのに辛い

続編ありそうだなあ...まだ作られてねえなあ...
もう20年経ってるのでいい加減続編作ってくれませんかね...
テレビシリーズとのギャップにショックという声が多いが、テレビにあった無情さをわかりやすく描いているだけだと思う。昔の仲間が大集合していくさまは熱すぎ。最後には希望が残る。
僕の心に大きな大きな石を落とした映画の1つ。
90年代のアニメが好きならおそらく作画的にもこの作品はピークを迎えた時期である。
『エヴァ』が好きならハマるはずである。
愛機である機体に厚い装甲を着た"ブラックサレナ"主人公の成長に合わせた悲しくも相応わしい機体。

『サマーウォーズ』の細田守よりも全然先に日本の情緒をアニメで表現したりすることが出来ている作品である。尊敬をもって比べさせてもらう。みんなもこの作品にのめり込むはずである。※ジブリを除く

ドラマ版でハッピーに終われたキャラクター達が数年後にある事件によって再集結するが諸行は無常だなって感じる。

あえて暗いテイストで主人公を落としたのはとても胸が苦しくなったが、それがよかった。大切な人を奪われた人間はこうなる。復讐の鬼は彼をどこまでも加速させる。それが背徳的で私は痺れた。なんなら痙攣したね。

この作品の設定がとてもSF的だが理論的に研究されてる物なので観ていてすごい!!となる。
"ボソンジャンプ"
"ボソンフィールド"
木星人は地球から追い出された人間だったり。AIを搭載した戦艦ナデシコだったり。
こんな要素があるのでとても面白い。

この作品に出会っていなかった人生なんて考えられないし考えたくもない。

昔は出来てたことが今は出来なくなったアキト(主人公)。一人の青年が身体的にも精神的にも一部を失い。どこまでも敵を追い詰め復讐を果たす物語。

救いはちゃんとある。それは安心してほしい。
ただ絶望的なのは彼の心である。
あの彼が…こんな姿に…。
(戦いは終わったよ。みんないるよ!なんでや💦うわぁ💦)ってなる。

復讐の鬼だよ…。胸が痛いよ…。
例えると急成長ゴンさん的ですね。
みんなもあれにかなり胸を打たれたというか衝撃をもらったはず。あれの精神内急成長版。

主題歌もスゥっと身体に入ってきて作品の内容と合わさる。心と身体に程よく後味を残してくれる。

これ以上チープな言葉を残したくないが。これは人生に残る映像である。私は子供が出来たら観せてあげたい。女の子であっても。こんな人が世の中にはいるんだよと。

余談だが、この作品に出てくるラピスラズリという少女は仲間由紀恵が声をアテている。

<色で例えると>
どこまでも深い漆黒。
垣間見る艶やかなショッキングピンク。
瀬戸内海の夏…夏イネ!

<観るならこんな時に>
無理はしてほしくないな。いつでもいいよ。


好きな作品ほど上手く書けないので…苦しんでいる…。元から上手くないからね…。
本州の夏に合うアニメ映画。
暮れて行く夕日に、変わって行く季節を感じる。
テレビ版視聴後に本作を観ると、温度差に驚くが、その差がまた良い。
キャッチコピーの「キミノオモイデニ、サヨナラ」は名文。
asu69

asu69の感想・評価

4.5
基本:映画

思考:必要

時間: 価値有り

※テレビ版との雰囲気の違いに驚く。だがそれが良い。かなり印象深く、20年近くたっても内容を覚えている。
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