無幸家歌男

怒りの無幸家歌男のレビュー・感想・評価

怒り(2016年製作の映画)
4.0
久しぶりに映画を観ました。
まずすごいって思ったのは、役者さんの演技力。原作も知らず観ましたが、全員がはまり役かと思えるほど、どんどん吸い込まれていきました。

この映画は1つの殺人事件と3つの話から構成されています。

物語の1年前のある夏、1つの殺人事件が起きた。犯人は現在も逃亡中で、テレビでも顔写真を公開し、行方を追っている。
そんな時に別々の距離も離れている3箇所で、素性がわからない怪しい人が現れる。

1人は1年前にフラッと現れた男。
1人は帰るところもない同性愛者の男。
1人は誰もいないと思っていた島に住んでいた男。

ある時、テレビで犯人が整形をしており、その時の写真や特徴が公開される。公開される顔や特徴が、3人に当てはまり、段々と疑いの目で観られていく。

というようなストーリーなのですが、本当に役者さん達の演技がすごく、最後までどうなるんだ?と引き込まれていきました。最後は犯人もわかってすっきりしますが、晴れやかな気分にはなるような映画ではありません。でも、すごくよかった映画です。
無幸家歌男

無幸家歌男