シリーズ三作目。寅さんがお見合いをした。
久々に柴又に戻った寅さんにお見合いの話が転がり込む。周囲の勧めもあって会うことにしたのは料亭の仲居をしている女性。意外にも気に入った寅さんだが女性には内縁の夫がいた。しかもその男が寅さんの旧知の男だった。二人の縁を取り持った寅さんは失意の元再び旅に出る。
とらやの主人夫婦が温泉旅行に出かけて止まった三重の旅館でナント寅さんが番頭を勤めている姿に出会う。
旅先で旅館の女将に一目惚れして居座ってしまったのだ。世慣れした寅さんはすっかり従業員たちや街の人気者になっていた・・・。
本作でも旅館の女将を演じたマドンナ新珠三千代さんに惚れてしまうが彼女には別に慕っている男性がいて見事に失恋。
この作品では副題になっている‘フーテン’という寅さんの生き様の悲哀を強く表現しているのでは？と感じさせてくれます。
これでこのシリーズのレビュー本文記入がようやく半分を超えました。もうしばらくお付き合いを頂けたら幸いです。
