ネットで検索しても情報が皆無な謎の作品だった。
気になって、メルカリでレンタル落ちのVHSを落札して鑑賞。
ポニーキャニオンにも問い合わせたけれども、絶版でDVDは発売無し。

VHSのエンドロールとパッケージから分かることとしては、
・JR東海後援作品
・VHSの著作権を所有しているのは、ポニーキャニオン、イトマン、キネマ東京の三社。前二社は製作に関わっている

また、東海道新幹線のシンデレラエクスプレスのCMにちなんだ作品と思われるが、現在では半ば無かったことになっている。
勝手な想像だが、人気が無いためか、イトマンが製作に関わり、著作権も保有していたためか、どちらかあるいは両方が原因ではないか。

閑話休題。
鑑賞した感想としては、つまらないの一言。
モラトリアムの終わりがテーマ。
序盤のセリフで、このモラトリアムに虚無感を感じていると話している。一方、終盤では「モラトリアムが終わって、寂しい」以外の描写があまりが無い。
この気持ちは分かるけれど、彼らに成長の描写が全くないので、駄々こねてるだけに見える。
それに、登場人物の一人は社会人なのだけれど、仕事上の課題の話は投げっぱなし。

ただ、片側二車線道路で二台の車を並走させて、お互いの窓から上半身を出して、いちゃつくアクションは見物。

バブル期の空虚

1998.11.28 ﾃﾚﾋﾞ