tsuyoshi

永遠の僕たちのtsuyoshiのレビュー・感想・評価

永遠の僕たち(2011年製作の映画)
4.6
静かに忍び寄る病。
死の影はもうそこまで来ているはずなのに、どこか温かさを感じてしまう。
この映画では二人の純愛、温もりが死という概念を変えてしまうのだ。
生きることと死ぬこと。いや、生きることは死ぬことなのではないか。
二人の美しい三ヶ月を全てが優しく包み込み、季節は彩られる。
彼女は今を生きていること、その刹那の喜びを肌で感じ、迫りゆく終焉を決して恐れようともしない。
死を身近に感じれば感じるようになるほど二人の絆は強くなる。
この愛は永遠。たとえ死がふたりを分かつとも。
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