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女囚の掟のlemmonのレビュー・感想・評価

女囚の掟(1950年製作の映画)
4.8
一種のカタルシスを感じた。いやーまだまだすごい映画があるなあ。。。

飲み込まれていく弱い人間に対する同情心を感じながらも、人間が強さを身につけていく恐怖も感じ、複雑。子猫かと可愛がっていたら、大人になり獅子となって猛威を振るう。

50年にこんな映画が作られていることに驚く。何の価値がある?囚人の現実を描き訴えた作品ではないよ、これ。

ヒロインがルージュを塗るシーンからはもう完璧。颯爽とダンスでも踊っているかのようで、優雅だった。そっちへ行くなというべきか?、、、違う。映画だからいいのだ。


エレノアパーカー、、、そうだ伯爵夫人ではないか。ラストで気づいた。
出ている女優陣は皆天晴れ!だってこの時代にやる必要無いよ。
ホープエマーソンは自身のキャラクターを理解し尽くしているのだろう。ベティガード、オリーヴディアリング、、、と素晴らしかった俳優の名を挙げるとキリが無い。



上手く書けない、、、とにかくラスト5分にゾクゾクした。エレノアパーカー、、、姐御と呼びたい。
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