まるでナオミ・ワッツ単独主演みたいなパッケージがミスリードで良くない。
あくまでも主軸はマーク・ラファロとローラ・ダーンなんだと思えば腑に落ちる点も多々。
普通、夫婦間の愛情の問題と浮気の問題は表裏一体なんだけど、この映画の夫婦達は浮気で夫婦の愛情を占うという高度な事をする。
行かないでって言われて行けるか、行っていいよって言われて行けるかという、恐ろしきリトマス試験紙で。
そう考えると、一方通行の愛だとわかっていながらも愛される事、愛する事を諦められなかった妻が、最後通告のような告白をされて、あっさり夫を手放す様と、別れることばかり考えていて、他の人との愛を信じてた男が、行っていいよと言われた途端踏みとどまるその様は噛み合わないようで噛み合ってるのかも。相手の嫌いな所があっても諦められないのが愛なのかもなぁと思ったり。