モケーレムベンベウンバボベ

バックマン家の人々のモケーレムベンベウンバボベのレビュー・感想・評価

バックマン家の人々(1989年製作の映画)
4.4
もうね、見事なオープニング!
誕生日を迎えた子供のために野球観戦に連れてきた父親は、着いて早々に球場の案内人に金を握らせお守りをさせ、自分は退散する。そんな育児放棄。
取り残された子供は、お守りをすることになった案内人に向かって、『君は、過去にパパが僕を預けた大勢の球場の案内人』の『象徴像』と言う。
案内人はハァ?何を言ってるんだこのガキ?って訝る。
この映画を観てる自分たちも同じ気持ちで、案内人の視点が一気に観客のまなざしにすり替わる。
そしてこのガキが何を言ってそしてどうなるかは、映画を観てからのお楽しみ!
テーマ曲ランディ・ニューマンのI love to see you smileが流れ心地よく幕が上がっていく。

つまりめちゃよかったんだけど言語化うまくできないので、ロバートマッキー氏をひく。
“われわれが映画を観るのは、新しい魅力的な世界に入りこみ、最初は自分とかけ離れて見えても根底では似通った別の人間の生き方を重ねあわせるためであり、架空の世界の体験によって日常の現実を浮き彫りにするためだ。”

あとガンダムのランバラルの年が35歳ってことを思い出した。