Rui

デビッド・クローネンバーグのシーバースのRuiのレビュー・感想・評価

3.9
デヴィッド・クローネンバーグ 監督の初期作品。「クラッシュ」だったり、この後の作品の面影たっぷりな重厚な一作。

寄生虫を利用した医療技術が原因で、富裕層が住む高級マンション"スターライナー"内で起こる様々な事件。その寄生虫は人々の性欲・暴力衝動を目覚めさせてしまう。

"Make love"したがる人々がかなり笑えるし、もはやゾンビ映画っぽい。初期の作品だけれどしっかり完成されていて驚きました。「ラビッド 」よりこっちのほうが自分は好きです。

クローネンバーグっぽくないカットだったり、普通にかっこいい演出があったり、それが逆におもしろいです。ある程度同監督のほかの作品観てからのほうが、2倍楽しめるかなと思います。
Rui

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