デビッド・クローネンバーグのシーバースの作品情報・感想・評価

「デビッド・クローネンバーグのシーバース」に投稿された感想・評価

米津

米津の感想・評価

3.4
クローネンバーグらしさ全開。チンコとうんこの子供みたいな寄生虫が気持ち悪い。話はレイプゾンビみたいな話です。終盤にかけての地獄絵図がすごく面白かった。
   ある島のマンション内で
  寄生虫が住民達を次々と襲う。
  寄生虫に襲われると凶暴化し、
  性欲モンスター化してしまう。
  蔓延する怪現象の行く末は…⁈

 D.クローネンバーグ監督初期作🎬

 🪱まるで男性器のような寄生虫🪱

物語はマンション内で繰り広げられます。
ウネウネと動く男性器のような寄生虫が
体の中に入り動き回る様子がキモい🤢笑

  この寄生虫が出てきた瞬間、
 初期からクロネバ監督らしいなと😆
   この感染はすぐさま広がり
  マンション内は大パニック状態‼︎⚡️

  住民達が凶暴化して襲い掛かったり
性欲モンスターのように下半身を求めたり
 …ワッチャワッチャでもう大変🚨笑

寄生虫もいるわ、感染した住民達もいるわ
 ドキドキハラハラのパニック状態で
一気に最後まで楽しめてしまいました👏

 この勢いなら私がここの住民でも
感染せずに逃げ切れる自信がないです…
 諦めて性欲モンスターになります😂笑

   ゾンビに負けない感染力…
  パニック映画好きな人は是非♡🙌

 ※クロネバ監督は初期から凄いぜ👑
初の長編はう〇こと男性器のあいのこのような寄生虫が大活躍。
全二作の哲学的な内容とはカラーがかなり異なる。
評論で見たところテーマがバラードの「ハイライズ」に近く、確かに後年に「クラッシュ」を手掛けることを考えるとそこからテーマを得ているのかもしれない。
ゾンビものに見えるかもしれないが手術シーンなどはその後の内臓感覚的ホラーにつながる部分も感じられる佳作。
クローネンバーグの初長編映画
もうスタイルが確立されていてすごい

役者陣の個性が引き立てられてて良い
途中で筋がごちゃごちゃした気もするけどそもそもすべてごちゃごちゃしててもこの映画は全然良いのかもしれない〜〜

ゾンビっぽくなるとこは、その絵面撮りたいだけではw?(クローネンバーグがやりたかったのか、ゾンビっぽいシーン入れとけと言われたのか)となったけどそんなのも面白い
Shivers

人類の理性の解放を目論んだ狂人が生み出した寄生虫によって、スターライナー島の高級マンションが色情狂の楽園と化す映画
皮膚の下をうごめく寄生虫、娘と楽しむヒゲ親父や鎖に繋がれ散歩させられる二人の美少年、色情狂共が車で旅立つ爽やかなラストが印象的
Sari

Sariの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

デヴィッド・クローネンバーグ監督の、劇場用長編映画デビュー作。日本劇場未公開作品で『SF人喰い生物の島』というタイトルでTV放映された。

それまで、アングラ作家であったクローネンバーグが、初めて手がけたホラー映画。
当時のカナダにおいてホラー映画なるジャンルが存在せず、実質カナダにおける初のホラー映画となったと監督自身が語っている。
経験的に素人監督だったクローネンバーグ。
制作期間は撮影15日、編集2日という短期で行われた。低予算で35ミリフィルム撮影のレトロな味わいはありながら、技術的な難点は感じる。不安定なカメラワークによって観る側の視点が定まり難く、物語の説明不足など、荒さと未熟さを感じる。

性的関係を持った人間が、寄生虫に取り憑かれていき、続々と住民が侵されていく様子には、ゾンビ映画のような趣きもある。
チープながら、ことに内臓描写、特殊メイクはなかなかグロテスクで、クローネンバーグの拘りと原点を見ることが出来るという点では、貴重な作品である。

ホラークイーンとして名を馳せた女優バーバラ・スティールが出演。
入浴中に寄生虫に襲われるという必見のシーンもある。


カナダの都市モントリオールにほど近い場所にある、小さなスターライナー島に、スターライナータワーと呼ばれる高級マンションが建っている。
タワーには独自のスーパーや薬局、診療所まで設備、敷地内にはテニス場やゴルフ場まであり、マンション自体がひとつの町のようであった。しかしその島で、一人の医師による恐るべき実験が行われていた。
大きな寄生虫を人間の内臓に同化させ、野性的な活力を得ようとしていたが、その結果、人体実験に使われた少女は狂暴化し、医師は自らの手で彼女を殺し、自殺した。
彼女と関係した男たちもみな寄生虫に取り憑かれ、肉体を乗っ取られていた。狂気の集団は増え続け、やがてカナダ全土に広がっていく。
 

2022/04/19 DVD
一人旅

一人旅の感想・評価

4.0
デヴィッド・クローネンバーグ監督作。
  
寄生虫が高級マンションの住人を次々と襲うパニックホラーで、エロとグロが絶妙にマッチングされている。 
粘液まみれの寄生虫の姿形はツチノコのようでもあり、男性器のようでもある。こんなヤツが体の中にどこからともなく侵入し、皮膚の下でモゾモゾ動くのだ。その気持ち悪さは一流で、虫唾が走る。  
気持ちが悪くなるのは寄生虫の存在によるものだけではない。寄生虫に寄生された人間の悶絶度合いも演技とは思えないほど真に迫る勢いだ。寄生された夫はベッドに横たわり、視線は上の空。あまりの苦しさに声も出せないままに口から血をタラタラ流す。そんな夫の悲惨な姿を見て静かに泣き出す妻。この救いようのない絶望感・・・恐ろしい・・・。
べん

べんの感想・評価

3.0
ほとんど記憶にないが群れで襲ってくるシーンがゾンビっぽくて良かった記憶。
和

和の感想・評価

-
監督の初期作品というのは荒削りだが、作家性が露骨に出ているから面白い。無論、その中でもデビュー作が面白い。

カナダで唯一商業映画を作っていたポルノ映画会社からクローネンバーグ監督が初めて世に放った作品。スラッシャー映画の先駆けである"暗闇にベルが鳴る"の監督にして、カナディアンホラーのパイオニアであるボブクラーク監督が推薦したというのも面白い裏話。

マッドサイエンティストが淫乱になる寄生虫を高級マンションに撒いたというAVみたいな話(ポルノとして作ってるから当然)なのだが、ホラーとして売る為に行為自体は特に描写がない。しかしながら単なるホラーでもポルノでもなく、本作はカフカから脈々と続く不条理劇の一本として"クラッシュ"の原作者J.Gバラード氏の血を受け継いでいるというのが面白い。
イメージとしては今の世の中にピッタリで、核戦争が起こり得る状況にも関わらず金では何もできない。本作では高級マンションに変異が起こりながらも逃げたりする描写がないというのは、家という場に立て篭もることで保守という立場を保ちながら食い荒らされていくという我々のような生活に困らない人間たちの風刺なのではないでしょうか。この部分はホラーとして感じる人が多いと思います。

ただ、監督自身は本作がホラーというジャンルに収まることを認めていません。
それは寄生生物によって考える力を失い、本能的に生きることができることによって本質的な愛が芽生えるという部分にあると思います。もう少し噛み砕くと、身分の違いや性別を越えて求めている愛を手にすることができるようになるということ。
監督の描くマッドサイティストは、映画で描かれるような人と人を繋ぐ美しい関係が蔓延る世界を見事創りあげることができたのです。故に、ラストショットで映る登場人物たちは非常に幸せそうな顔で車に乗っています。

作品が魅せる、この二面性こそが本作の面白いところです。物語を抜きにしても、寄生虫が人間の腹の内を蠢くシーンやキスによって喉から寄生虫が侵入していくメイクなんかは最高にゾクゾクさせられます。官能的なボディスナッチャーものというヘンテコで荒削りながらも、魅力あふれる一本。
「全ての道はエロに通ず。」

1時間半の映画なのに体感2時間ちょいくらいに感じた。ロメロの「クレイジーズ」で近親相姦してた人が出てたな〜。

寄生されたら猛烈にセックスがしたくなると言ったエロ漫画みたいな設定なのに、結局ゾンビ映画みたいになるのが面白すぎる。

多様な性欲の形が表現されてて良い。
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