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ミッドナイト・ミート・トレインのCのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

真夜中の肉電車て…。

売れない写真家のレオン(ブラッドリー・クーパー!!)は昨日撮影した若い女が失踪したと新聞で読み、撮った写真を見返すと、どう考えてもコイツが犯人だろうって男が映りこんでいるのに気づき、男を探し出す。

どうやら男は最終電車に乗り合わせた人を殺して肉の解体工場でバラシているもよう。やべえヤツじゃん!と警察に行くも女刑事は相手にしてくれず、恋人にも「失踪なんてニューヨークじゃ日常茶飯事」と呆れられる始末。「それより仕事しろや」と言われるも、どうしても気になり、男を追うレオン。

追うって言うかもう、それはそれは執拗に追った挙句、男に見つかってボコボコにされるレオン。カメラを奪われ、胸に切り傷まで付けられたレオンを見てブチ切れた恋人は、友人と二人、男が宿泊しているホテルに忍び込み怪しげな器具や刃物の数々を見つける、も、男にも見つかってボッコボコにされる友人。

警察に駆け込む恋人。「巡査に調べさせたが何も不信な点はなかった」「ホテル側にも確認した」と言う女刑事。「て言うか部屋から盗んだブリーフケースを返せ、逮捕すっぞ」と言われ「じゃあもういいです!自分で何とかします!」と言い放ち、男をやっつけるつもりで地下鉄に乗り込む恋人。地下鉄内で再会する二人。

電車の中にはたくさんの死体が吊るされていて、まるで食肉のよう。それはやはりあの男の仕業と分かるも、戦いに敗れてしまうレオンと恋人。目を覚ますとどこかの地下。肉の解体工場の地下にはもう使われていない古い駅があるそうで、どうやらそこにいる二人。

まーた襲って来るあの男。必死に戦うレオン。最後「ウェルカム」と言い残し息絶えるあの男。ようやく終わった…と思うと車掌(運転手)が現れ「今日からはお前が引き継ぐんだ」と告げ、レオンの舌を引きちぎって喰う。何が何やら分からないレオンの目の前で殺される恋人。

…ニューヨークの地下には人類が誕生する遥か昔から「別の生き物」が棲んでいて、私たちの世界と交わらないためには、彼らに人肉を与え続ける必要があった。NYに失踪事件が多い本当の理由は極々一部の人間だけが知る秘密なのだろう。

警察署の一室で、あの女刑事から地下鉄の時刻表の入ったブリーフケースを受け取り、カバンに入れてドアから出て行く男はレオン、その人であったエンドロール。
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