いい意味で小さな作品。
人生って色んなタイミングの噛み合わせで、上手くいったり、いかなかったりするもんなんだけど、それを過剰にドラマチックに描く訳でないところが、じんわり心に響いて良かった。
上手くいってもいかなくても生きてる限り人生は否応なしに続いていくし、大体の場合上手くいってもいかなくても、突然とんでもなく幸せになったり不幸になったりするのではなく、あくまで日常の範囲を飛び出さない所で人は生きていく。
ジェフに対する親父の態度が、ちょっぴり鬱陶しいけど、愛に溢れてるし、愛に素直だから観ていて幸せな気分になる。ジェフの父親に対する態度も同じく。
あの後登場人物たちがどうなるのかは分からないけれど、きっと、悪くない方向に向かってくれんじゃないかな?って思った。
とりあえずなにより、さておき、若い頃のラッセルが心拍数上がって息が辛くなるほど可愛い…。もう、本当に…可愛いかった…。