FREDDY

リバウンドのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

リバウンド(2005年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

スティーヴ・カー監督によるコメディ映画である本作は、かつてはオハイオ工芸大学のバスケットボールチームのヘッドコーチとして3度優勝させるも成績不振に陥り、試合の勝敗よりも自身の名声にこだわりを持つあまり、スポーツ番組で取り上げられるほど試合中に態度の悪さを露呈してしまったことで大学から解雇処分を受けてしまったロイ・マコーミックが、大学のコーチに戻るべく世間に良い印象を植え付けるためにエージェントのティム・フィンクの提案に乗り、学校の許可も得ずに勝手にコーチ依頼を送ってきた、チームの中心選手キース・エリス、バスケットよりもシューズを大事にするワン・ラブ、プレッシャーに弱いラルフ、視力が悪く顔面でボールを受けた新記録を樹立したゴーグル、食いしん坊のファジーからなる母校のマウント・ヴァーノン中学の弱小チーム「スメルターズ」のコーチを無償で引き受けるも、バスケットへの情熱を失ってしまった上にチームが大敗し名声が傷つけられCM契約も解除となったことで、弱小チームを強化すべく新たに高身長ながら引っ込み思案のウェスと喧嘩っ早い問題児の女子生徒ビッグ・マックを加え、あらゆる手を尽くし優れたチームに育ったスメルターズと州大会決勝に挑んでいく様が描かれた作品となっているのだが、大まかなあらすじこそは教科書通りで真新しさは感じられず、ごくごくありきたりなサクセスストーリーが展開されるわけなのだが、それでも本作は気軽に楽しめる作品となっていて、マーティン・ローレンスが演じるロイをはじめ、スメルターズのメンバーそれぞれが個性的でキャラクター性が良く、彼らが織り成す掛け合いもユニークですし、やはり新たにスメルターズに加わったウェスとビッグ・マックの2人がとにかく印象的で、この2人が恋人同士になる展開や終盤では試合中に大暴れするウェスの姿も映し出されますし、最後まで面白かったですね。
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