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有りがたうさんのmikuのレビュー・感想・評価

有りがたうさん(1936年製作の映画)
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トーキー黎明期ゆえか、ゆっくりとした喋り方をする人たち。こんな時代にロケ撮影だらけのヌーヴェルヴァーグみたいな映画が日本にあったのか。せいぜい伊豆の峠を超えるぐらいの距離の中に人生がつまりすぎていてつらい。人間は大らかなようだけど、生まれてくることが不幸だなんてほどの不景気。はたしてこれはハッピーエンドなのか?随分暴力的な終わらせ方ですね。とにもかくにも、バスの中でお酒を振る舞い出す桑野通子嬢が大好きです。
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