自分のHNとかぶるので、以前から観たいと思っていた待望の作品。…おおう、しみるぜコレは。あからさまな「お涙頂戴」より、こういう「じわじわくる」系のほうがグッとくるよね。勝手なランク付けの「佳作」より…
>>続きを読む1930年代の天城街道の実景が延々と見られるのでずっと眼福。
ストーリーは行きて帰りしの構造ではなく、基本的に「行く」のみの単線的な話運びで、型通りの起承転結に陥ってなくて新鮮。
登場人物たちも…
1936年公開。清水宏監督。天城峠の細い街道を走る路線バスの心優しい運転手(=ありがとうさん)と、その乗客や地元民との交流を描くユーモアと慈愛に満ち溢れた人情ドラマ。何だこれは、めちゃめちゃ良いじゃ…
>>続きを読むありがとうありがとう言う有りがたうさんも、有りがたうさんと親しげな村の人たちも、みんなかわいいしおかしいしクスクス笑いながら見れた。一期一会な交流にほっこり。でもこの時代なりの物悲しい部分もあってち…
>>続きを読む乗り合いバスにそれぞれの人生を乗せた、
詩情豊かな二十里のロードムービー。
「ありがと~!」とおそらく本編中に50回ぐらい言っている
涙につられて軽業をしてしまうほど、
気の良い運転手「有りがたう…
終盤にたどり着くものは違うとはいえ、乗り物群像ロードムービーとして『駅馬車』を想起していたら、こっちの方が早いらしく驚いた。移動する車の撮影の凄さはキアロスタミみたい(順番逆だけど)。乗っている人そ…
>>続きを読むエッジが効いた映像が全編にわたり連続する強烈な映画である。そして、にもかかわらず長閑でもある。初めて清水宏を観たが、たまげた。
都会に売りに出される娘の顛末がメインとなり、乗合となる客やすれ違う人々…