清水宏「出発」のタイトルだけで飛びついたら何かよくわからない本が届いた…ちゃんと調べよう。冒頭、有りがとうさんから🐔さんへの挨拶で早々に心掴まれてしまう。有りがとうさんが投げかけるありがとうは道をゆ…
>>続きを読む凄まじく遅いテンポの会話と「ありがとう」という日本語の柔らかい響き、そして軽快に進むバスの揺れのリズムがマッチして、すごく穏やかな雰囲気を醸し出す。でもしっかり世知辛さも描かれている。そのバランス感…
>>続きを読むヌーベルバーグ以前にヌーベルバーグ的な作品を作っていた清水宏。しかもそれら一連の作品はどれも傑作なのである。
本作も例外ではない。ヌーベルバーグ的な試みで溢れており、当時としては画期的であったオール…
伊豆。"有りがたうさん"の愛称で親しまれるバスの運転手が運ぶのは乗客とさまざまな思いやり。
清水宏監督…知らなかった天才だった!
とんでもなく暗い話を延々としながらも朗らかな音楽と華がある上原謙…
自分のHNとかぶるので、以前から観たいと思っていた待望の作品。…おおう、しみるぜコレは。あからさまな「お涙頂戴」より、こういう「じわじわくる」系のほうがグッとくるよね。勝手なランク付けの「佳作」より…
>>続きを読む1930年代の天城街道の実景が延々と見られるのでずっと眼福。
ストーリーは行きて帰りしの構造ではなく、基本的に「行く」のみの単線的な話運びで、型通りの起承転結に陥ってなくて新鮮。
登場人物たちも…