大病院で複数の患者を抱えている3人組ナースが、院内を脅かし始めた麻薬の流通ルートを追跡しようとする。ナースのプライベート事情を描いている、看護婦シリーズ第4弾。ロジャー・コーマン率いる、New World Pictures謹製。

"3人組ナースのロマンスを描く"という、いつも通りのエクスプロイテーション映画（同じことの繰り返し映画）。性格が異なる3人組のキャラ作りと艶やかなヌード描写、取って付けたような社会風刺など、しっかりとツボを抑えてくる。

本作では、病院セットのクオリティが少しだけマシになっており、プライベートにおけるナースの処置がしっかりと演出されている。そのため、"本職ナースの女性が、自力で頑張るドラマ"の説得力が、ほんの少しだけ増している。

愛車のバイクで縦横無尽に動き回るアフリカ系ナースが主役格となっているため、全体的にブラックスプロイテーションの雰囲気が強い。そして、病院という組織に対する反体制精神が動き出すところに面白味が集約されている。