アルバート・ピュン常連のトム・マシューズが主演。ビデオでーたの広告で名前がそれなりに大きく出ているのを見て、当時とても興奮したことを覚えています。
内容はダークですが、ビュン映画としては上位に入ります。ほぼ無観客の競技場で話が進行することが功を奏して、ストーリーにまとまりがあります。あからさまに低予算なのにヴァン・ダムの「キックボクサー」と「サイボーグ」の悪役二人を揃えて、どちらも登場した途端にボコられて退場するという贅沢な配役もいいです。
ベニー・ユキーデの動きもキレがありましたし、トム・マシューズはほとんど悪役で見せ場がたくさんあり、お気に入りの映画です。

なんだろ、これ。
アクションがどうってよりも兄貴殺しの犯人を見つけようと容疑者1人ずつと死ぬまで戦うデスマッチを挑む狂いきったトム・マシューズがただただ怖い。瀕死の相手に「お前もうすぐ死ぬから正直に話せよ」とか言う。アンチヒーローを越えてる。迫真のホラー顔。ずっとリングの上、ストーリーなんてないので正直眠くなる。アクションもいまいちだし。しかし片手間でいいから最後まで見てほしい。
とにかく変な映画だった！