てりり

ロバート・デ・ニーロの ブルーマンハッタン/BLUE MANHATTAN I・哀愁の摩天楼のてりりのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

シニカルでブラック。 "黒人になれ" 演劇が怖いし、爆破も怖いし、そういう苦い笑いの持ち味こそがブライアン・デ・パルマだ、と端的に言ってしまっていいと思う。デ・パルマの映画はほぼ全作観てるのだけど、初期は無意味な長回しが多かったのだな、とも思う。後年の長回しは計算でやってて解像度が高いと思うけど、この作品あたりはまだ大味だったんだなと感じた。あと、今作はロバート・デ・ニーロの初期代表作と言ってもいいんじゃないかな。今作はシュールでシニカルだから、一般的な観客はデ・パルマの良さがまだわからなかったのだろうなとも思った。今回はU-NEXTで観たけど、VHSのテープで見ていた頃より画質も良いので見やすくて脳内で整理してみることができて良かった。
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