てりりさんの映画レビュー・感想・評価

てりり

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美しい星(2017年製作の映画)

2.0

ごちゃごちゃとした話で、スピ系などに嵌った家族の無様さを通して家族愛を描いている、ように見える。宇宙や地球のことは特に関心を持てなかった、宇宙のことになると大味な描写だったので。三島由紀夫の原作を読ん>>続きを読む

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

4.7

いい雰囲気だなー、禁忌なんて犯したっていいじゃ無い、って感じがして、そうだなーって許された気がしてくる。永作博美は魅惑だな。蒼井優が子供っぽく存在していて良い。観覧車が好きな僕達なので、観覧車が出てく>>続きを読む

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

4.0

強烈なインパクトだったことは覚えてるけど、肝心の中身をすっかり忘れてしまった。また見られたらいいな。

隣のヒットマン(2000年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

午後ロードの録画を見たところ。
コメディだなー、サスペンス要素薄めのほぼコメディ。歯医者が主人公で、殺し屋を主題とする映画なんてよく企画が通ったなと思うばかり。殺された者は抜きにして、みんな幸福な結末
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大したことのないお話で、ジャンヌ・ディエルマンに類するような映画なのかなと思ったりしてみた。最初からこんな人と付き合ったり結婚したりしなければいいだけなのでは。人生の無駄遣い。主人公はもっと最初のほう>>続きを読む

メゾフォルテ(2000年製作の映画)

4.4

非常に良かった。梅津泰臣監督はスター監督としてもっと認知されていいのでは??

KITE LIBERATOR(2008年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

最後は父娘再会で視聴者は涙しつつエンディングの歌を聴くのが正解。素晴らしい作品だー。

少年と犬(1975年製作の映画)

3.7

前にDVDを買って観た映画。荒涼とした世界観で犬が良い。マッドマックス、北斗の拳、的な世界の先駆け。変わった映画とは思うけど、そこが良い。犬。

ヴィナス戦記(1989年製作の映画)

3.5

僕の中では安彦良和の最後の作品のような位置付けになってる。安彦良和が代表作にするつもりで描き始めたのに、ひどく重要な点でSF考証的に間違ってることがわかってそそくさと短く終わらせた物語なのだと知って悲>>続きを読む

暮らしの残像(2022年製作の映画)

4.1

東さんの発想はいつもどこか不思議なところがあって面白い。短編巧者なのは分かっているので今後もそれを期待しています。

レインマン(1988年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

レインマン……そうか、レインマンだ! という分かりみがラスト近くで回収されるのが最高にエモい。この二人は絆があって良かったな。トム・クルーズとダスティン・ホフマンの二人だからこその映画だ。最高だと思う>>続きを読む

A KITE~INTERNATIONALバージョン~(2000年製作の映画)

4.7

梅津泰臣監督による傑作ガンアクションアニメ「A KITE」。インターナショナルバージョンではない18禁の作品で観たほうがより深く楽しめると思う。そちらのほうが本来の味があるわけだから。
他の関連作「M
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

3.8

北野映画のなかでもかなり見やすいほうだった気がする。道を違えた若者たちが、それでも道を探して生きていっていいんだなと思わされるお話だったような。ラストは名シーン。安藤政信の顔が好きだよ。

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

3.7

ヤクザなどが嫌いなので高倉健の映画を見る機会が全然無かったのだけれど、この作品ならそんな嫌な連中は出てこないだろうという思いで観てみた鉄道員(ぽっぽや)。作者の他作品は今までに観たことがあったので、ど>>続きを読む

花芯(2016年製作の映画)

3.6

瀬戸内寂聴の原作が発表当時に話題や炎上を起こしたというくらいの認識で観た。なんだ、普通の一人の人間の自己認識の変遷の話じゃないか。認識の変化は自らを革命するようなものだから、以前以後でどう変わってもお>>続きを読む

僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

3.3

もっと会話でやりとりして相手のことを理解したり自分のことを理解してもらったりしないとこういう失恋になるんだろうなー。とにかく会話が足りないと思うし、中学生レベルの恋愛にしか思えなかった。人によっては中>>続きを読む

宵待草(1974年製作の映画)

4.4

神代辰巳の映画の中でもかなり好きなほうの一作。緊張感と浮遊感が混在していて、ふわふわと感じながら観ていた記憶がある。長谷川和彦の脚本が良いから楽しんでいられるんだろうなと思ったりもした。音楽もゆったり>>続きを読む

天国の口、終りの楽園。(2001年製作の映画)

4.6

突き抜けた何かが或るのは間違いない。フランク・ザッパのウォーターメロン・イン・イースター・ヘイのムードをそのまま映画にしてくれたもので、ザッパファンとしては絶大な感謝がある。ザッパを好むような人が活躍>>続きを読む

聖ミカエラ学園漂流記-実写版-(1995年製作の映画)

4.1

月蝕歌劇団が好きなので観た、劇作家(等)・高取英さんの代表作の本人による映像化。偉大なるワンパターンでいつものノリを貫いてくれている。80年代から2010年代末頃まで長い歴史のある月蝕歌劇団で演じる少>>続きを読む

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

2.3

必要の無かったリメイク。不可解。わざわざ作った意味も意義も見当たらない作品。内容の改変もちゃちいし無意味。星野源のED歌は良かったかもしれないね。

名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件 史上最悪の2日間(2014年製作の映画)

3.9

内田けんじ脚本が目当てで観た。うん、ちゃんと「鍵泥棒のメソッド」を下敷きに作ってるね。でもコナンくんとコラボする意味はあったのかな? ちょっとわからないな。逆にコナンくんだけしか観てない人にはこの作品>>続きを読む

WEEKEND BLUES ウィークエンド・ブルース(2001年製作の映画)

3.7

出演者達が誰だかわからなくても面白いものは撮れるのだと知らしめてくれる作品。

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

内田けんじ監督の傑作。香川照之が面白くって好きなんだよなー。こういう役がピッタリなんだよなー。堺雅人もこの頃から好きになった気がする。やはり脚本が神なのでみんな観るといいよ。

運命じゃない人(2004年製作の映画)

5.0

最高傑作。めちゃくちゃ練り込まれた驚異のシナリオと思う。画面に齧り付くように観てしまった。良いよ。

アフタースクール(2008年製作の映画)

4.4

内田けんじ監督の傑作の一つ(ほとんど傑作なので)。
これは、大泉洋がちょっと合ってないと僕は思うけど、僕以外の人はそうは思わないかもしれないので、聞き流してください。
内田けんじ監督の驚異の脚本力がこ
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殺人課(1991年製作の映画)

4.4

マメットの最高傑作かな? 7年くらい前に観たきりだけど、サスペンスフルでスリリングで面白かった。

記憶では、レンタル落ちのVHSを買って観たのだったと思う。日本語字幕で観たはずなので。

ザ・ワイルド(1997年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

日本ではあまり評価が進んでいない劇作家の巨匠デヴィッド・マメット脚本の良作。熊! はい。熊は人を食べる。そんな映画でしたね。アンソニー・ホプキンスのご老体よろよろアクションが見もの。山で雪だからね。熊>>続きを読む

アイアン・ジャイアント(1999年製作の映画)

4.1

外国のロボットアニメではピカイチ。いい話だよ。まあ日本のロボットアニメのほうが僕には心地良いから日本のものを見がちなんだけど。でもこれは良くて、絵本も買ってしまった。

デモリションマン(1993年製作の映画)

4.0

スタローン対スナイプス。冷凍人間と3つの貝。僕も冷凍されて未来へ行きたいよ。

チェーン・リアクション(1996年製作の映画)

3.6

わーキアヌがなんだか午後ロードらしい映画に出てくれているぞ。こんな映画が90年代にあったんだな。気づいていなかった。モーガン・フリーマンはいいとして、なんかリチャード・ギアのパチモンみたいな顔の人が出>>続きを読む

機動戦士ガンダム F91(1991年製作の映画)

4.0

ガンダムは、ファースト、Z、ZZ、逆シャア、閃光のハサウェイ、しか観てないのだけど、F91も観てみた。これもガンダムだな、と思ったくらいの感想だけど、他のシリーズ作もちょっとずつ観ていけたらいいな。

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(2014年製作の映画)

4.0

執着の正体が恋心なのか何なのかわからないけれど、彼が居るところに行きたいのだろうなという気持ちは十二分に伝わってくる。敵が類型的な悪人だったのでシンプルな作りだなとは思った。良質な人気シリーズの一作と>>続きを読む

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

少年時代の青春映画だけど、晴れ晴れしたような体験や、目が覚めるような体験のほかに、苦い嫌な体験や、ゾッとするような体験まで含めて、なんでも鮮明に映し通されているので、これはみんなの少年時代の共通項なん>>続きを読む

悪魔の沼(1976年製作の映画)

3.8

デ・パルマ組の常連ウィリアム・フィンレイが出ていると聞いて観た。なるほどね、って感じで面白い。普通のホラーは安心するな。これが普通かは僕には聞かないで欲しいけど。

ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

特撮技術が前作から飛躍的に上回り、恐怖の対象だったターミネーターが味方に。敵は前よりも怖いやつになったし、アイルビーバックVS寄生獣という感じだ。小峯氏が出演するに至った経緯を放送したテレビ番組が昔あ>>続きを読む

ターミネーター(1984年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

マイケル・ビーンがねえ、大好きなんだよね。だから今作以降もずっと出て欲しかったんだけれども、本編を見た通りの結末で寂しい。僕は理不尽に報われず死んでいく男が好きなんだ。だから今作は大好きなんだけれども>>続きを読む

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