「My name is Khan. I'm not a terrorist」
この言葉が心に残りました。
9･11を題材にした映画は何本か観てきましたが、アメリカの被害者側の視点で描かれた映画が多い気がします。(観た映画がたまたまそうだっただけかもしれませんが)
その意味で、9･11前後でイスラム教徒に対する目線が変わり、イスラム教徒である、見た目がそれっぽいというだけで、偏見にさらされ、いやがらせを受けるようになってしまった。そんなイスラム教側の視点で得かがれたこの映画は、とても意味があるものに思えました。
主人公が抱える病気？によって偏見を受けるが、徐々に周囲の人と打ち解けていくといったストーリー展開や、長尺な映画である点、終盤の大味さが、粗というか、ちょっと気になりましたが、その点を加味しても、観てよかったなぁと思える映画でした。
