キミシマユウキ

マイネーム・イズ・ハーンのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)
4.1
アスペルガー症候群を患うインド人のハーンは渡米した仕事先で出会った女性と恋に落ちるのだが……

インドの三大カーンの1人
!!シャールク・カーン!!
主演のドラマ映画。
TSUTAYAプレミアム無料期間で動画配信にないフォロワーのオススメインド映画を鑑賞。


「僕の名前はハーン。
テロリストじゃない」


これはまたインドの名作を見つけた。
前半は障害を持っていても明るく生きるハーンとヒロインの恋物語で、ある意味インド映画によくあるお気楽な雰囲気。
しかし中盤で”ある事件”が起きてから今作がそんな枠に収まらない、社会的・人種・宗教問題に何かを投げかけるメッセージ性の強い名作だということがよく分かるだろう。
インド映画の凄い所は「P.K」等でもそうだけど、あまり触れて欲しくなさそうな本国の宗教問題なんかをしっかりクリエイターが問題提起していけることだ。日本も見習わないとね!
そんな難しい話は置いといても、主人公のハーンに時にムカつきながらも元気を貰えることは間違いなしだ!

主演のシャールクが凄い!
自分が今まで見てきた彼はプレイボーイとか「俺様カーン様」みたいな役が多かったので改めて演技力と役の幅の広さに驚かされた!
あとは普通にヒロインが綺麗です。インド映画のヒロインはみんな綺麗。


『ダンガル』や『きっと、うまくいく』のアーミル・カーンも素晴らしいけど、こっちのカーンも忘れないでね!
イケてるおじさん度で言ったら負けてないんだから!

インド映画好き、シャールク・カーンのファン、そして冒頭のセリフの意味を知りたい方にはオススメの作品。