脚本家デヴィッド・コープの監督デビュー作。
サスペンスもの。
この頃のWOWOWは劇場未公開作が多かったような…。

• #tulpen+1998

電気と民衆支配の関係、システムにより行動モデル化された人々が大規模停電(システムの不機能)に瀕し人としての本当の繋がり・意思が試される。 「サバイバルファミリー」元ネタ？といった具合だが大規模に見せそうなところを個人の範囲内でシチュエーションドラマをこなしてるのでこういうのも正解なんだとデヴィッド・コープに諭されてるよう。侵入者の殺害後に身内による証拠偽造が発覚する展開もメインキャラの心情を丹念に捉えるからこそだったと言えるし。まもなく起こる災難を浮き足たつ自然動物(アライグマ)で予兆した後、都市の「消灯」を映すため立ち昇るカメラは理屈抜きでワクワクする。そして不穏でしかないマイケル・ルーカー、「俺はただ車に乗せて欲しかっただけだ！」と言い訳しながら銃を向け車を強奪してて笑う。

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