のうこ

銃撃ののうこのレビュー・感想・評価

銃撃(1967年製作の映画)
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大傑作。本作と一緒に撮られた『旋風〜』よりもこちらのほうがはるかに面白い。『旋風〜』も好きだけど。
見る・見られる関係の見せ方など、こちらもかなり技巧的。

セットとといっても掘っ建て小屋とテントぐらいであとはひたすら荒野を馬で歩き続け、馬も力尽きて死んでいく、『眼には眼を』ばりの荒野の地獄めぐりの旅。こちらのほうは、途中からウィルハッチンスを置き去りにし、一行を追いかけさせることで、またひとつ面白い展開を加えようとするなど、金がないなかなんとか画面で面白くしようとしてるのがよくわかる。ウィルハッチンス逃げる、ジャックニコルソン追う、ウォーレンウォーツ2人を追うという、のをひとつの画に収めたロングショットが最高。その前の画面手前で一行を歩かせ、画面奥で並走するウィルハッチンスの画など周りに何もない荒野の距離感みたいなものが、画で見ていて楽しい。ラストはやっぱり岩壁に上る縦の動きで終わる。最高です。
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