ヒメ

アンドリューNDR114のヒメのレビュー・感想・評価

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)
4.5
涙を拭うものご準備を。
歳を重ねる毎に、涙が増えていくような名作だと思います。

みんな降りておいでー、
ロボットが届いたよー
"一生守り仕えるロボット"が宅配で家に届く、あまり遠くない未来。
郊外に住むマーティン家に届いたのは、父親のリチャードが家族の為に購入したロボットNDR114だった。
ロビン.ウイリアムズ扮するロボットの名前はアンドリュー。
ユーモアたっぷりのロビン.ウイリアムズの演技が大好きです。
アンドリューは、家族と過ごしながら、次第に感情を持つようになる。
自由を願い、自分の家も建てた。家族と行き来しながら月日が流れ末娘の"リトルミス"がアンドリューを呼びにくる。
初めて人の死に直面した。
リチャードの最期だった。
更に時は過ぎ、やがて、アンドリューはリトルミスの孫娘に恋の感情が芽生え始める。やきもちを焼いたり、教会でのやりとりや、キスシーンがめちゃめちゃ好き。

最終的には、愛する者との別れを繰り返す事で、自分も人間でありたいと願う。
実際には有り得ない話でも、改造を繰り返しながら、愛する人と共に生きたい、共に生涯を終えたいと、難しい問題に、純粋で健気に努力をする姿に、心を奪われてしまいます。
結局アンドリューは200年くらいを生きた事になるけど、ロボットの部分が殆どで、人間でいられたのは、ほんの数年。
でも人間の生命の在り方や、愛する人がいて、一緒に歳を取るという事は素晴らしい、と教えたのはアンドリューの周りにいたその家族、人間でした。時は流れ、変化する。寂しいが、それが人の世だという事も

エンディングの
「Then You Look at Me」(セリーヌ.ディオン)を聴くと、また泣いちゃいます。
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