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アンドリューNDR114のKANIOのレビュー・感想・評価

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)
5.0
「人間になろうとするアンドロイド」という古典的な内容でありながら、段階を踏まえながら少しづつ人間に近づいていくアンドロイドと周囲の人間の反応を丁寧に描き出している。
少年時代に観て以来、エンディングが切なすぎて当時の衝撃は今でも忘れられない。
人間になろうとするアンドリュー、その心には本当に「自意識」が宿っていたのか、はたまたプログラムの欠陥でそのように振る舞わされていただけなのか。
「魂」とは生物だけに宿る具現的なものではなく、創造物にすら宿る概念的な物であるということを考えさせられる。
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