このレビューはネタバレを含みます
ヒッチコックの鳥理論で誤魔化せると思うなよ。
なんだ?この映画…トマト嫌いな小学生がみる悪夢?
間違いなくB級以下ではあるんだけど…狂人が真面目に作った怪作というイメージだったのだが、めちゃめちゃコメディ要素を強調して作られたバカ映画だった。
かなり昔の作品だし翻訳も正直怪しい部分があって退屈するかもって心配だったけど、さすがにこれだけずーーっとボケを畳み掛けられると感覚が麻痺して笑えてくる。
部屋から出ようとした瞬間にラジオからニュースが流れて来て「待て!」と足を止めて耳を傾けるシーンって結構見かけるけどそこのパロディは個人的には初めて見たな。確かに都合良く今欲してる情報が流れてくる訳ないわな。
犬が特に触れられもせず普通に喋ってるシーンと弱点である『思春期の恋』を防ぐ為にクソデカトマトくんがでっけえイヤーマフ付けてるシーンも面白かった。
諸々のクオリティはむちゃ低いのでそこまで高く評価はできないけど、なんか愛せる映画。かわいいね。