BOB

モンキー・ビジネスのBOBのレビュー・感想・評価

モンキー・ビジネス(1952年製作の映画)
3.5
ハワード・ホークス監督のスクリューボール・コメディ。

"若返りの薬"の開発に没頭する科学者が、偶然チンパンジーが完成させた薬を誤って飲んでしまう。

"The water tastes bitter."

面白い。楽しい。若返りの薬によって、大の大人が心だけ若返る。見た目と言動のギャップに笑える。

若返ったケイリー・グラントとジンジャー・ロジャースがとてもイキイキしている。想像以上にカオスな場面もあったが、自然な演技で見ていて飽きない。

ケイリー・グラントはヒッチコック作品のイメージが強かったので、こんな弾けたコミカルな演技は新鮮だった。プール際で男の注目を浴びるマリリンと勘違いするケーリー・グラントの画が滑稽だった。

主演でなくてもパケ写を独占する、でお馴染みのマリリン・モンロー。出演シーンは短いが、お色気と天然ぶりで観客を魅了する。2連続ビンタシーンは傑作。

チンパンジー賢すぎ、演技うますぎ。

"Not yet, Cary."のタイトルクレジットが最高。"間"が完璧。

あの異常に車体の高いH型の車は何なんだ?

B4🦅

489
BOB

BOB