人生上手くいかない女ふたりが偶然出会って新天地アラスカへ。ふたりそれぞれの欠点を剥き出しにしてお互いに衝突しながら前に進んでいく様がまるでファンタジーみたいだけど、クリスティンラーチとメグティリーの演技が素晴らしいので素直に楽しめる。アラスカの山ついたら未成年のネイティブ兄弟と疑似家族。みんなで家建てるってほんと夢のお伽話かよ。最高です。途中の街で知り合ったおデブも良い。あとラーチさんを買おうとする男にジェームズギャモンが出ているんだけど、いつもイイ役やってる印象があるのでなんか新鮮でした。シドニーポラック制作。

VHS／VOD

どうしても見たくてVHSを買った。テルマ&ルイーズのオマージュが多いと聞いて見たけど、それはたいした事ない要素に思えた。ラストはそこに行き着くのか、と結構衝撃だった(あんま上手く行くとは思えないけど)。

テルマ&ルイーズと決定的に違う点として、最終的に女性は「家」へ、男性は「ロード」へと押しやられた点が挙げられるはず。そしてそれは、どちらも自分で選択したものではなく外部からの圧力や社会的問題による、消極的選択である。
自分で能動的に選択したと思い込むことは幸せだけど、この映画では結局家父長制を肯定してるんだよなあ。。。