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森の彼方にのlemmonのレビュー・感想・評価

森の彼方に(1949年製作の映画)
3.6
終始色んな意味でベティデイヴィスが怖い😨。

風貌もそうだし、役もそうだし。
「何がジェーンに起ったか?」をこの後演じる訳だが、もともとベティは若い頃から美貌をかなぐり捨てる役は多く、お手のもの。
本作もまた狂気であった。

町医者の嫁として不自由なく暮らす女がベティ。
欲望のまま、見た目も大胆に、他の男との関係も。
生まれるサスペンスもまたわがままが故に起きる。

本作、物語的には驚くこともないが、冒頭の演出、ベティデイヴィスの存在そのもの、クライマックスに向けての醜と美の表裏一体がなんとも印象的で、観終わると満足してしまった。
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