スカートはいたエイリアン

パラダイスの逃亡者/パラダイスの天使たちのスカートはいたエイリアンのレビュー・感想・評価

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パラダイスの天使たち、というタイトルで最近めでたくDVD化されたので観た。クリスマスの映画だし。
あらすじは、
悪になりきれない長男ビル、小悪党の次男デイブ、すこし頭の足りない三男アルビンの泥棒三兄弟はパラダイスという街で銀行を襲い、大金をせしめ逃亡。しかし逃亡中橋から落ちてしまい、昼間強盗を働いた銀行の頭取に助けられ、町の人々にも親切にされてさあどうしよう、、、といったかんじ。
話中色々なことが起きてヘルタースケルターなんだけれど、爽やかな気持ちが後に残った。やつはとんでもないものを盗んで行きました、あなたの心です、ってやつだね。実際、本当にそんなラストなんだよな。パラダイスの町の人々も、馬でさえも、泥棒兄弟ですらも良き人でどこか必ず優しい。悪知恵は働くけれど、根っからの悪ではない三兄弟の強盗の手際が悪すぎて笑ってしまう。
でも映画の粗を見つけてしまう人にはおすすめできないかもしれない。結構大味だから。
ゴーンガールとかインターステラーとか、そういうのもすごくいいけど、こういう古き良き、なんてことない作品もいいなぁと心から思った。