タカ！トラ！バッタ！
タ、ト、バ、タトバ、タ、ト、バ！
観たことない人には何言ってるかわかってもらえないと思うけど、オーズOOO、好き。
歴代の仮面ライダーの中でもかなり上位。
好きな理由はこの彼の無欲で献身的なキャラクターと、その相棒、“手”のアンク。このコンビ感が良い。
そして、仮面ライダーW。
桐山漣と菅田将暉の2人が1体のライダーに変身。なんて豪華な話か。
ハードボイルドな男と内気だが頭脳明晰な男のシンクロ。
久しぶりの仮面ライダーの劇場版。
最近の仮面ライダーの劇場版はキャラが多くて時間もコンパクトにしているからかかなり慌ただしく感じていたが、この作品はそこそこマッタリ描いていると思う。
なぜならこの仮面ライダーWの話のテイストがそもそもで哀愁漂ってるから、ということと、今回はその哀愁の根源とも言える“仮面ライダースカル”、そう、吉川晃司がかなりしっかり出てきて前半戦を彩る。
吉川さん、ハイキック、さすがっす。キレッキレっす。“中の人”とそんなに差がないっす。
WとOOOの2つのシリーズが交わることで、ハードボイルドさと清々しさの両方が滲み出ていて、Wから清々しさが、OOOからハードボイルドも感じられる気がした。
山本太郎も出てたんだな、相変わらず、スゴい存在感。
強いて言うと、アンクの出番が少ない。
彼のキャラクターとコンビが楽しいのだが、あるにはあるが、そこは控えめなのは少し残念ではある。
OOOは頭部、腹部、脚部をそれぞれ動物系の3つのメダル構成で着せ替えするライダー。
デフォルトのタカ、トラ、バッタの“タトバ”もカッコいいが、とにかくバリエーションも多くて飽きない。
サイ、ゴリラ、ゾウ“サゴゾウ”とか、“色が揃うことによる確変パワー”が堪らない。
「空は青い」とか言っちゃう純粋なキャラと、どこまでもニヒルなアンクとのコンビ。そして、このライダーシステム。OOO、やっぱり良いわ。
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