ヒダリー

ジョン・カーペンターの 要塞警察のヒダリーのレビュー・感想・評価

4.3
『呉越同舟』
焦燥感煽る劇伴と無音の発砲と着弾音、窓の割れる音、発砲音、血の滴る音、足音、そして静寂。静かに忍び寄る死の凄まじい恐怖。決まって静寂と共に横たわる死体。「音」の表現が素晴らしく、それが本作を一つ上のレベルに押し上げているのは間違いない。白眉らしい白眉。
顔すら詳細が明かされないカルト達の無機質さも良く、その対比に人間味溢れるクールすぎる主人公達も最高。
子供の銃殺も暴力描写としては頂点に肉薄してる。
ヒダリー

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