ヨウ

たぶん悪魔がのヨウのレビュー・感想・評価

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)
4.3
ここまで”絶望”に塗れた映画もなかなか無いですよね。
怒涛に襲い来る惨劇に主人公同様心が潰されました。
森林伐採、水質汚濁、温暖化、核戦争、破滅の臭いは至る所で蔓延。
希死念慮、その四文字が永遠に頭を擡げる。
もう彼にはあの未来しかなかった。
暗鬱な宿命が齎す禁断の物語。
ブレッソン、相変わらずいろんな意味で鑑賞難易度バグってるわ…
こんなクソみたいな世の中、生きてる価値なんてないってことよ。気分落ち込んでる時に観ると尚更刺さるな。
ヨウ

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