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たぶん悪魔がのAmgNのレビュー・感想・評価

たぶん悪魔が(1977年製作の映画)
5.0
ロベール・ブレッソン「たぶん悪魔が」

文句ない。最高。源流を見た。好き。
強い画と虚無感、荒廃した質感。
厭世的な映画を見事に映しきっている。

映し出される全てが無意味でありそれが理由にならない。
全てに価値を見いだせず退場した人間。まさに”現代の奴隷”
政治とか環境問題とか、どうでもいいんだよ!!

教会のシークエンスが最高。
ほんの少し何かを期待していったらこんなもんかっていう。

ラストシーンの切れ味、恐怖と感動。
ブレッソンエドワードヤン黒沢清…脈々と受け継がれている
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